アルプスの少女じゃないけどハイジ。

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zoom RSS 焚き火のススメ

<<   作成日時 : 2018/11/25 11:25   >>

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 数年前からすっかりキャンプが趣味になっている。田舎で暮らすのが嫌で故郷を飛び出してから、もう人生の半分を東京で暮らしているのに、歳をとるにつれて心を整える為の時間を求めて野山に出かけることが多くなった。秩父や丹沢や道志のキャンプ場に月に2〜3回は行くし、忙しい時でも近くの河原でデイキャンプをする。アウトドアショップを見つけたら立ち寄ってキャンプグッズを品定めしながら次に野山に行くときのことを考えて心を踊らせる。移動中はスマホで動画サイトのキャンプ関連の投稿動画を観て過ごすのが楽しい。この歳にして正真正銘の「趣味」を僕は手にした。
 キャンプが趣味だと言えば「何が楽しいの?」と聞かれることが多い。答えは沢山あるけれど僕の場合「焚火が楽しい」と即答する。薪を集め、焚火台を広げ野に腰を下ろす。小さな火種を手間をかけて大きな炎になるまで慎重に育てていく。慣れるまでは簡単な作業ではなかった。炎はその労を労ってくれる様に冷えた身体を温めてくれる。お湯を沸かし暖かい飲み物を作ることも出来るし、側に仲間が居るときは柔らかい光で表情を照らしてくれる。キャンプに行くと僕はいつも何時間も焚火の前に居座り炎が与えてくれる暖と光に身を委ねる。風を吸い込み燃えあがり波の様に揺れて姿を変え続ける炎は眺めていて飽きることがない。風の音が聞こえる。木の葉の揺れる音と川の水の流れと虫と鳥の声。薪の水分がしゅーっと蒸発するような音とたまにぱちぱちっと弾ける音もする。電気や様々なエネルギーを手に入れた現代人がもう随分昔に忘れてしまった感情をくすぐられた様な気持ちになって、人類が火を制することで文明を生む入り口に立ったことを皮膚から感じる。そしていつの間にか炎は特別な鏡となって、自分の心の奥の方にある悲しい記憶の物語だったりが映り込む。僕はそれを覗く様に観て、途中で終わって欲しくないから炎に新しい薪をくべる。そうして静かな時間を過ごす。マッチ売りの少女はもしも炎の中の幻影が消えて欲しくなかったら、すべてのマッチに火をつける前に落ち葉を集めて焚火をしたら良かったのに、・・ね。・・・・ね、って言ってもしょうがないですけど。

 街灯に群がる蛾のように、人もまた灯りに集まる習性がある生き物なんだと、僕は想う。勿論普段の生活の中に焚火や炎はないから、灯りとは部屋の中のTVだったり、街の中のコンビニだったり、夜の繁華街だったり、東京だったり、もしかしてアイドルだったりするのだと想う。気づくと用事や目的も持たずそれらに近づいてぼうっとしたり、ただうろうろとしたりしてることが僕もよくある。僕の創る作品が光を発してその灯りに皆んなが集えば良いとそんなおこがましいことは考えていない。今作「キャンパーズ シークレット」はキャンプ場に集まる仲間たちが焚火の炎を囲む様子が描かれる。彼らが灯りの中に観る物語を丁寧に整理をして伝えたいと考えている。そして、どうして人が灯りを求めるのかを少しでも伝えられたら良いと想っている。炎が消えて全てが灰になって消えてしまう前にすべてを書き留めて、貴方が眠気に負けて目を閉じてしまう前に逢いたい。そして世界が暗闇に覆われるよりも早くすべてを語り尽くせたら良い、そんな風に想っている。
 僕と一緒に焚火をしませんか?まずは「キャンパーズシークレッット」の中で待ち合せって事で・・・ひとつ、どうぞ、よろしくお願いします。


Oi-SCALE Haiji Hayashi

※僕のはじめてのキャンプは小学生の時で、参加していたバレーボールのスポーツ少年団のレクリエーションでのキャンプだった。忘れもしないその日の夜、テントの中で上級生に「パンクロックって知ってる?」ってウォークマンで聴かされたのがブルーハーツの曲だった。今想うとあの時からテントの中は僕にとってワクワクとする空間になったのかも知れない。次回は【テント泊のススメ】を・・・・書くかはわからんす。

2019年3月本公演「キャンパーズ シークレット」を始め、Oi-SCALE 2019年の活動での出演者募集の為にWSオーディションを開催します。興味のある方はこちらをご覧ください。→「WSオーディション開催





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